紫陽花の花束を

独り言から遊戯王、模型などなど思うがままに書いていく

アズールレーンが独自色強くて面白い

今回は前回と打って変わって明るい話。
9月14日にリリースされた、美少女化された艦船少女達が戦うシューティングゲーム「アズールレーン」。今回はその話。

プレイする前の感想は「船の擬人化」と「中国」という要素のせいで「艦これのパクリか」とスルーしていた。日本でもいくつか艦これに類似するものはある上に、中国=パクリというミームが強いのでそのような行動に至った。*1
だが、今回このゲームをプレイしてはっきり分かった。少なくともゲームはもうどこで作られたとかでプレイする前から優劣を決めつけるのは間違いだ、と。*2


実際、艦これと似ている点が大小いくつはあるが、*3考えるとそれはRPGゲームで「かしこさ」のステータスを「魔法関連のステータスだな」と感じるように、擬人化艦船モノのゲームの根底にある共通概念のようなレベルの所なのも多い。それに、いくらか似ているからこそ、提督としては「ああ、これは〜なんだな」とか「燃料管理しなきゃ…」と、スムーズに理解が進むという利点がある。

さらに言えばそれ以外は殆どと言っていいほど違う。完全に別ゲーと化している。いくつかスクショとともに説明する。

  • 編成


まずは編成の話。画像の通り1艦隊6人まで。
このゲームでは「んんんwww全員戦艦ですぞwww」と脳筋プレイは全てのステージにおいてできない。
なぜなら、艦隊は戦艦や空母等によって構成される主力艦隊と駆逐艦巡洋艦によって構成される前衛艦隊の2つに分けられるからだ。
個人的にはこの編成のシステムがゲームバランスを考えていて、独自性も出ているという点から一番気に入っているシステムである。

  • 装備


そして装備の話。全員が1人につき5つ装備を持てる。やはりここでも「んんんwww主砲ガン積み以外ありえませんぞwww」と論者積みは不可能となっている。
このゲームでは基本的に艦の種類*4によって「主兵装」「副砲」「対空」「魚雷」といった分類の中から艦の種類ごとに3カテゴリ選ばれて、その中から1つずつ選んで装備することになる。*5
残った2つの枠は何に使うの?というと、所謂強化パーツ枠である。ここではレーダー、バルジの様な直接的な武装ではないものを装備できる。
なので、ルート固定用に電探積みまくった駆逐艦や論者積みができないのである。
ここも独自性が出てる上にリアル感があるので好き。

  • 寮舎


このシステムに機能は3つある。

1つ!
所謂お部屋コーディネート。遠征的なので手に入るコインを使って部屋を飾ることができる。(既視感)しかし、こちらは割と自由に飾れるタイプなので好きにカスタムしよう。イメージとしてはデレステの事務所。
2つ!
あえて言うならポケモンの育て屋さん。
画像のキャラの頭に「経験値↑」、左下の「食糧」「休憩」というのがあるのがお分かりいただけるだろうか。非プレイ時も好きなキャラの経験値を溜めることが出来るのだ。
3つ!
上記2つの要素が合体した快適度システム!*6
経験値が入るようになると、先ほど説明した。そこにお部屋コーディネートをするとさらに補正が入るようになる。
正しくはコーディネートする必要もなく、所持している家具を可能な限り配置した時の快適度の合計が自動で反映されるので初期部屋でも構わないのだが、うまく2つの要素を組み合わせたなぁ…と驚いた。ここも結構好き。

  • スキル



このアプリの艦娘*7には固有のスキルがある。それは各艦に固有のものだったり同型艦ごとのスキルだったり、全体に効果を及ぼすものや同陣営に属する艦*8などなど結構な種類がある。
上の画像はスキル上げ中の画像。スキル上げ用の素材とともに一定時間放置することでスキル上げができる。
下の画像は米国重巡洋艦インディアナポリス*9スキルが物騒なのはスルーで。こんな感じで結構史実の掘り下げも為されている。わざわざ持ってきた理由は見た目がすごく好きだから。その辺は別の記事で触れるかもしれない。




戦闘の面は一切触れなかったが、こんなものだろうか。(一応簡単に説明しておくと、戦闘は体力制のシューティングゲームで、ボムとして魚雷、航空攻撃、艦砲射撃*10が一定時間ごとに発動可能と戦闘そのものは割とシンプル。)

今の所ストレス要素が全然ないです。精々何がどこにあるのかが覚えられないだけです。(そこまで量は多くない)あと、ガチャ要素もそんなにないです。回数も多くまわさせてくれますし、特定の艦種が出ない!!みたいな偏りも建造の種類から選べますし、ドロップでも結構落ちますから気にならないですね。あと553MBとかなり軽いです、ゲーム的にも動きが軽いです。翻訳も割とバッチリです。精々デイリーを毎日って訳されてるのくらいしか気になりませんでした。
割と本気で中国産だと思って舐めてました、ごめんなさい。本当にそう思えるほどの出来です。色々なゲームの良い所を参考に昇華させてできた、面白いゲームです。

ベタ褒めで終わってしまったが、実際楽しいので仕方ない。と言うわけで後半はおちゃらけましたが、真面目に紹介してみました。
今後とも商品展開が広がりそうで楽しみです。
以上!


次、ネタ要素強め

*1:千葉のネズミ、チャイニングガンダムとかのせいでそのイメージがね…

*2:当たり前

*3:艦これでいう遠征システム、スタミナ制ではなく燃料制、赤疲労やキラキラ、空母が弓で艦載機を飛ばすイラスト等

*4:ここでは空母、戦艦、巡洋艦といった大きなくくり

*5:空母は攻撃機、戦闘機、対空から選ばれる

*6:無理矢理なのはVRAINSリスペクトという言い訳

*7:便宜的な呼称

*8:早い話が元々の艦の所属する国ごと

*9:原爆を運んだ艦として有名

*10:表現が合ってるかは自信がない