紫陽花の花束を

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病弱人間がタトゥーについて一言言いたいこと。

珍しく社会派な話。
先日、裁判でタトゥーは医療行為だという風に話題になってました。その判決を支持するとかしないとか、タトゥーが好きとか嫌いとかはとかは今回は語りません。
単純に病弱人間から見ての意見。

とりあえず結論だけ先に述べると、「今」から入れようとする人はやめておいた方がいいんじゃね?ってこと。

理由はシンプル。
MRI*1で検査受けられなくなっちゃうよって。
簡単にMRIについて説明すると、名前の通り磁気で体の断面を見ることができる方法のことです。
CTやレントゲンのように放射線を使わずに、体を調べられそれら2つでは見ることの難しい場所や臓器の様子が分かりやすいという点で使われる事があります。

一般的には、磁気を使うのでタトゥーの色素に使われるものが磁気に反応して火傷を起こす危険性があるため、画像に影響が出るからという理由で検査を受けられないことが多いと言われています。でも医師やタトゥーを入れた場所によっては検査を受けられるという風に言われたり、ネットで書かれたりしてました。


んで、ここからが病弱人間が一番言いたいこと。

「大学病院だったり、デカイ総合病院は病院側の規定でNGになってる所が多いよ」というか、OKってところ見たことないよって。

患者向けに貼ってある検査の注意に「刺青の入っている方は機器と反応を起こす可能性がある為利用できません」と書かれていたり、検査前に技師の方からも聞かれたりもします。
個人経営の病院なら出来なくもないかもしれませんが大きな病院で治療する場合、つまりは大病患った時。そんな時にMRI使えないのは結構痛手だと思います。特に脳を見るときはMRIなので、MRI使えないのは割と危険なことだと思いますね。


では、ある程度年を取った時にタトゥーを取るというはどうか、という話なのですが、多分それでもダメなのでは無いかと思います。
タトゥーを除去するという治療はあるにはあるんですが、タトゥーという言葉が「一生取れないもの」という比喩に使われるように完全に除去するのは難しいみたいです。確か、一部の色は結構残る上、普通に黒とかの色も結構残るんですよね。

ここからは完全に検証してないのですが、上記の状況から考えると仮に除去しても色素が残ってしまってる以上アウトだと思うんですよ。

完全にしかも簡単にタトゥーを消すことができる技術、もしくはタトゥーが入っていても大丈夫なMRIが開発されるまで少なくとも安易にタトゥーは入れない方がいいんじゃ無いかなぁと私は思ってます。
何度も言うようにMRI使えないのは少なくないデメリットだと思います。銭湯とかプールに入れないという自主規制はこれから少しずつ変わっていくかもしれないとは思うんですけどね。

社会が認める認めないに関わらず、MRIは中々タトゥー入っている人には厳しいよって話。
病気になってから後悔しても遅いと思うので。

*1:核磁気共鳴画像法